「千の風になって」って不思議
「千の風になって」って、不思議ですよね。
誰が書いたのか、どうやって広がったのかさえ不明。
ただ、著名人が言葉を用いたり、ネットなんかで広がったり。
著作者がわからないのも、人を引き付ける要因なのかもなと思う。
今ではいろんな国の言葉で訳されて、
本だけじゃなくCDまで出ている。
それってきっとすごいことなんだよね。
実際、これには題名もないらしい。
ただ、文章中に出てくる1文を借りてきただけ。
実際ならありえない話だけど、
でもこれは現実の話。
内容は少し寂しい。
“死者からのメッセージ”
そういわれるのがよくわかるくらいに。
だって、
“私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません”
こうした書き出しで始まる。
寂しくはあるけれども、
それでも同時に暖かさがある感じ。
いったい誰にあてた手紙なんだろうと思う。
きっと、とても大切な誰かに向けて。
“自分は死んでしまってもそばにいるから”
そんな気持ちなのかもしれない。
人はいつか死んでしまうけど、
思いって、覚えていてくれる人がいる限り生きてる。
死んでしまったからすべてがなくなるわけじゃない。
本当に人が死んでしまうのは世界に忘れられたとき。
そんな気がする。
きっとこの手紙の差出人は、
覚えていてほしかったんだろうなって思う。
自分が本当に大切だった人に。
そして、これを用いた人たちも。
多くの人の心を動かすのって、簡単なことじゃない。
それだけ思いが強いんだろうな。